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vol.35 デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方

人々が気づいていないニーズを探り出し、飛躍的な発想で生活を豊かにする「デザイン思考」

世界屈指のデザインファームIDEOの社長兼CEOがついに語ったその秘訣とは。

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  • ティム ブラウン, Tim Brown, 千葉 敏生
  • 発売日 : 2010/04
  • 出版社/メーカー : 早川書房
  • おすすめ度 : (4 reviews)
    1人間中心の思考
    4イノベーションサイクルのためのエッセンス
    4「クールビズ」 もデザイン思考の成果
    5経験からくる観測眼
点数★★★★
難度★★★

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【要約・エッセンス・あらすじ】(「BOOK」データベースより)

人々が気づいていないニーズを探り出し、飛躍的な発想で生活を豊かにする―それが「デザイン思考」だ。
これを研究・開発部門だけでなく全社的に浸透させれば、組織は持続的にイノベーションを生み出すことができる。

その推進役として名を馳せているのが、これまでアップルのマウスなど画期的なプロダクトを手掛けてきたデザイン・ファームIDEO。
いまやイノベーションの代名詞となっている同社のCEOみずから、現代におけるデザインとイノベーションの必要性を熱く語り、組織を蘇らせる方法を明かす。

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【目次】(★はおすすめ)

パート1 デザイン思考とは何か?
第1章  デザイン思考を知る──デザイン思考はスタイルの問題ではない ★
第2章  ニーズを需要に変える──人間を最優先に ★
第3章  メンタル・マトリクス──「この人たちにはプロセスというものがまるでない!」 ★
第4章  作って考える──プロトタイプ製作のパワー ★
第5章  初心にかえる──経験のデザイン
第6章  メッセージを広げる──物語の重要性
パート2 これからどこへ向かうのか
第7章  デザイン思考が企業に出会うとき──釣りを教える
第8章  新しい社会契約──ひとつの世界に生きる
第9章  デザイン・アクティヴィズム──グローバルな可能性を秘めたソリューションを導き出す
第10章 いま、未来をデザインする ★

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【要約・エッセンス】

デザイン思考は、消費者、テクノロジー、ビジネスの視点のバランスを取る統合的なアプローチだ。
デザイン思考家は物事の機械的な性能だけでなく感情的な価値をも考慮に入れ、人々の隠れたニーズを把握し機会へと置き換える。

イノベーションは以下の3つの空間に分けることが出来る。
・着想(インスピレーション)  :ソリューションを探るきっかけになる問題や機会
・発案(アイディエーション)  :アイデアを創造、構築、検証するプロセス
・実現(インプレメンテーション):アイデアをプロジェクトルームから市場へと導く工程

相反するさまざまな制約を受け入れることがデザイン思考の基本であり、重要な制約は以下の3つである。
・技術的実現性:技術的に実現できるかどうか
・経済的実現性:持続可能なビジネス・モデルの一分になるかどうか
・有用性     :人々にとって合理的で役立つかどうか
デザイン思考家はこれらを全て解決するのではなく、バランスを取ろうとする。

飛躍的な発送を生み出す3つの手段
・洞察:他者の生活から学び取る
・観察:人々のしないことに目を向け、言わないことに耳を傾ける
・共感:他人の身になる

デザイン思考とは「収束的思考」「発散的思考」「分析」「綜合」という4つのプロセスを意識することに等しい。

ビジネスは「消費者のために創る」から「消費者とともに創る」、そして「消費者自身が創る」と変化してきた。

極端な利用者に眼を向けることによって、もっとも魅力的な発想を得られる場合が多い。

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【レビュー】

モノではなく人を中心に置き、名詞ではなく動詞を創りだす「デザイン思考」。
(「電話」ではなく「電話をかける」をデザインする)

人がモノを購入するのは「いい商品があるから」ではなく「ストーリーがあるから」。
その物語を紡ぐのがデザイナーであり、その思考はモノが溢れる今日の世界では非常に重要なものとなっている。

また、本書では発展途上国支援におけるデザイン思考の役割も指摘されている。
論旨の繰り返しが少々冗長に感じられた場面もあったが、デザイン思考をを体験する上で役に立つ良著。

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「デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方」についてさらに詳しく

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ジャンル : 本・雑誌

vol.32 デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手

ipadのプロトタイプは1983年にはすでに存在していた?

戦略におけるデザインの重要性を説いた本。

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点数★★★
難度★★★

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【要約・エッセンス・あらすじ】(amazon内容紹介・BOOKデータベースより抜粋)

iPadのプロトタイプはすでに1983年に存在していた!!
スティーブ・ジョブズに信頼され、アップル製品の一時代を築いた男が提言する「デザイン主導のイノベーション」とは?

本書では、イノベーション主導のビジネス戦略を成功させるには、どういうことが決め手になるかについて、デザイナーとビジネスリーダーの双方に役立つアイデアや、戦略や、エピソードを紹介しながら、話を進める。
本書は、ビジネスにデザイン主導のイノベーションを取り入れるための実践ガイドである。

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【目次】(★はおすすめ)


1 デザイン手動の戦略
2 真のうそ ★
3 勝つためのデザイン ★
4 頼りになるのは金より人間 ★
5 ビジネスデザイン革命
6 より良いビジネス、より良い世界のためにデザイン主導の戦略を
7 工場

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【要約・エッセンス】

「費用対効果」を旗印にしたフラット化された世界のやり方は敗北し、今では立ち行かなくなっている。
デザインを手段として創造性を戦略的にビジネスに取り入れなければならない。
デザインとは優れたビジネス戦略の一部であって、芸術ではない。

クリエイティブな人間の多くはビジネスとアートは全く別のものだと考えているがそれは残念なことだ。
真にプロフェッショナルなデザイナーはビジネスと金と権力の結びつきを知り、そのうえで創造的な能力を発揮しようとするものだ。

優れた創造的な戦略とは会社の潜在的なチャンスがどういう外的な要因の影響をうけるかを踏まえたもの。
そして勝てる戦略とは、その企業のオーナーシップと実権を持つ人間の価値観や信念に基づくもの。

ビジネスで勝つためには創造的な従業員管理や、全体をまとめるビジョンとリーダーシップや目標を成し遂げようとする組織全体の勇気と忠誠心が必要だ。
ビジネスの戦略を立てるものには、チャンスを見つける能力と戦術を磨くための創造性が欠かせない。

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【レビュー】

著者はipadのプロトタイプやディズニークルーズ、そしてアップルのデザイン言語「スノーホワイト」の開発にも貢献し、アップルllcとして結実させた立役者。
その著者が半自伝的な内容を通して「創造的な経済」とその中におけるデザインの役割を語る。

しかし、話が過去に成し遂げた偉業や「エコ」にシフトしすぎるきらいがあり、真にデザインにフォーカスした内容ではない。
各種商品がコモデティ化していくなかで、「デザイン」を戦略的に取り入れ差別化要因とする重要性は理解できたものの、それ以上でもそれ以下でもない印象。

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「デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手」についてさらに詳しく

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