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vol.16 自助論

150年前に出版され今なお読み継がれる名著。

自助独立の精神とは

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点数★★★★
難度★★★

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【要約・エッセンス・あらすじ】(amazon 土井英司氏解説文より)

1858年に出され、日本では福澤諭吉の『学問のすすめ』と並んで読まれたという明治の大ベストセラー『西国立志編』の現代語訳版。
「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊の精神を広めた、古典的名著である。

アダム・スミスやニュートン、シェークスピア、ミケランジェロ、コロンブス、ガリレオ・ガリレイ…。さまざまな分野で活躍した有名、無名の人々のエピソードや言葉を引用しながら、「自助」の精神の重要性を訴えている。
この現代語訳版では若干削除されている部分もあるが、読みごたえは十分である。

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【目次】(★はおすすめ)

1章  人生は自分の手でしか開けない!
2章  雨霜に打たれてこそ若芽は強く伸びる!
3章  人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚
4章  向上意欲の前にカベはない!
5章  自分の使命に燃えて生きる!
6章  「実務能力」のない者に成功者なし
7章  楽をするには汗をかけ!
8章  最高の知的素養は一日の仕事から生まれる
9章  人生の師・人生の友・人生の書
10章 人格は一生通用する唯一の宝だ!

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【要約・エッセンス】

努力、実行、節制、人格こそが重要である。

立派な国民がいれば政治も立派なものになり、国民が無知と腐敗から抜け出せなければ劣悪な政治が幅をきかす。
国家の価値や力は国の制度ではなく国民の質によって決定されるのである。

ありふれた事物の背後にある本質を深く理解するところに、偉人の偉人たる最大のゆえんがある。

どんなビジネスにも、それを効率良く運営するのに欠かせない原則が六つある。
それは、注意力、勤勉、正確さ、手際の良さ、時間厳守、そして迅速さである。

真の教育の目的とは、他人の思想や考えをうのみにしたり頭に詰めこんだりすることではない。
大切なのは地力を高め、有意義な人生を送れるよう努めることだ。

自尊心とは、人間が身にまとう最も貴い衣装であり、何ものにもまして精神を奮い立たせる、
日常生活のすみずみまで自尊心が行き渡れば、あらゆる美徳の基礎になるだろう。

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【レビュー】

上に書いたように、努力、実行、節制、人格の重要さを豊富な具体例を示しながら説いた本。

150年前に書かれた本ではあるけれども、ここに書かれている内容は少しも色あせることのないものばかり。
と、いうよりも今の時代に書かれているいわゆる「自己啓発」に関する本は、ほとんどがこれとD・カーネギーの「人を動かす」の焼き直しでしかないと思う。

具体例が豊富なのはたしかに良いんだけどそれが少し冗長に感じられること。
倹約や節制についての意見にあまり賛同出来なかったのでこの点数となりました。


本書の中で繰り返し述べられているのが、いかに努力をし、それを継続させていくかということ。
自分と他者の差を与えられた才能の差のせいにすることは簡単だけれども、それはいつでも逃げでしかない。

大切なのは自己啓発書を読み連ねることではなく、実行に移すこと。
考えることや憧れることは誰にでも出来る。

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「スマイルズの世界的名著 自助論」についてさらに詳しく


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vol.15 論点思考

2006年に「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」にも選ばれた内田和成氏の著書。

「考える」上でもっとも大切なこととは。

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  • 内田 和成
  • 発売日 : 2010/01/29
  • 出版社/メーカー : 東洋経済新報社
  • おすすめ度 : (18 reviews)
    4読みやすいと思います。
    3問題意識を高めさせてくれる本。ただ、経営者、コンサルタント向けかも・・。
    5仮説思考と同時に見につけるべき思考
    4「本当に解くべき問題は何か」を見極める力
    3結局は仮説思考+問題意識?

点数★★★★★
難度★★★

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【要約・エッセンス・あらすじ】(「BOOK」データベースより)

最も重大な過ちは間違った問い、不要な問いに答えること。
成果を出すには、「正しい答え」ではなく、「正しい問い」が重要だ。
正しい論点で問題解決力が劇的に向上する。

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【目次】(★はおすすめ)

第1章 あなたは正しい問いを解いているか
第2章 論点候補を拾いだす――戦略思考の出発点 ★
第3章 当たり・筋の善し悪しで絞り込む ★
第4章 全体像を確認し、論点を確定する
第5章 ケースで論点思考の流れをつかむ
第6章 論点思考力を高めるために ★
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【要約・エッセンス】

問題を解き始める前に、問題のように見えるものから真の問題を発見すること、解くべき問題を決めることが重要だ。

論点思考の4つのステップ
1.論点候補を拾い出す
2.論点候補を絞り込む
3.論点候補を確定する
4.全体像で確認する

論点は人・環境・進化によって変化する

解けない問題にチャレンジするのは無意味である。

視野・視座・視点の3要素で論点思考力を高める。

ex:視点の変え方
1.逆から
2.業界最下位から
3.現場目線から
4.両極端から
5.長期視点から
6.自然界から
7.日常生活から
8.他業界から
9.顧客視点から
10.鳥の目・虫の目から

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【レビュー】

前著「仮説思考」から4年近い時を経て出版された本書。
前著が問題解決のための本であるとすれば今著は問題設定のための本。

感じたのは、考える際に常にそれがどの次元の論点であるかを意識する事の重要性。
やみくもな思考はただの手段の目的化でしかなく、結果も伴わない。

この本はそういった努力の迷い子に向けて書かれた本。
もちろんこれを読めばすぐに論点を発見出来るようになるわけではないが、それを行なうためのサポートを非常にわかり易い形で行ってくれる。

読んでいて勇気をもらったのは誰しもが失敗と成功を繰り返した末に論点思考を身につけることが出来るという記述。
考えることと動く事は二者択一ではない。

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「論点思考」についてさらに詳しく


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vol.14 マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」

もはや個人個人がメディアになり得る時代。

その時代を読み解くヒントになるかと思って読んでみました。

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  • 佐々木 俊尚
  • 発売日 : 2010/02/26
  • 出版社/メーカー : 講談社
  • おすすめ度 : (4 reviews)
    4注目の一冊
    4ネット上で進化し続ける[言論]の形が体系的にわかる
    3楽観にすぎるネット論壇分析
    5厚みのある論考

点数★★★
難度★★★

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【あらすじ】(「BOOK」データベースより)

総選挙分析、八ッ場ダム、記者クラブ開放、亀井徳政令、そして小沢一郎の政治資金問題―。
新政権報道で、浅はかな論考しか流せないマスコミに対し、ロジカルでリアルな議論を展開するネットメディア。
今後、ジャーナリズムの役割を担うのは、新聞やテレビではなくブログやtwitterだ!
まもなく世界は変わる。

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【目次】(★はおすすめ)

はじめに
第一章   政権交代が起きた深層 ★
第二章   民意は民主党を選んだのか
第三章   記者クラブ開放をめぐる攻防 ★
第四章   マスコミが決して語らない論点――八ッ場ダム、脱官僚、亀井徳政令――
第五章   先鋭化するネット右翼―外国人参政権への抗議デモ―― ★
第六章   電子民主主義の未来
終章    「小沢vs.検察」報道にみるマスコミの限界

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【要約・エッセンス】

小泉・竹中政権は国際競争力を発揮できそうな先端産業に富を移行させようとした。
結果としてこれが地方への利益誘導システムを破壊することになり、つまりは自民党の支持基盤を崩壊させることになった。
ここで間違えてはいけないのは、小泉改革が潰したのは「地方」そのものではなく「公共事業による地方への利益分配モデル」だったということ。

先の選挙にいて議席獲得数は308対119と民主党が圧倒的多数だったが、得票率でみれば小選挙区では民主党が47.4%で自民党が38.7%。
わずか8.7ポイントの差しかないにもかかわらず、多くのマスコミ人は「日本人の大半が民主党に同調してしまった!」と結論づけてしまった

ツイッターで政策を決定するためには、ツイッターでつぶやかれる生々しいつぶやきをどうフィルタリングして世論形成させるのかがもっとも大きな問題。
また、ツイッターには「構造」がないという重大な問題もある。

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【レビュー】

BOOKデータベースに書いてあるようにtwitterがこれからの政治において重要な役割を果たす、という論証をするための本ではなく、今の日本におけるマスコミや政党、インターネットの現状・問題点を書き連ねた本です。
twitterに関して著者は「まずは期待するしかない」というように述べており、こういったネットの言論空間を作り上げていくのは皆の役割であると書いています。

本の構成としては著者自身の意見というよりも各種ブログ等からの引用による本となっています。
ですが、こういった本においてたまに見られる「ただ並べただけ」の本ではなく主旨に沿って筆者の解説がつけ加えられています。

とはいえ個人のブログの引用が中心である故に個別の事例紹介に終始する感もあり、結局結論はどうなの?と聞いてみたくなる場面もありました。

しかし、政治の現状、そして未来について考える上でおおいにきっかけになり得る本です。

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「マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」」についてさらに詳しく


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