スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

vol.8 ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは

「幸せを届ける会社」ザッポス。
その驚異の成長を支える戦略とは。

ーーーーーーーーーー

  • 石塚 しのぶ
  • 発売日 : 2009/11/10
  • 出版社/メーカー : 東京図書出版会
  • おすすめ度 : (10 reviews)
    5とてもおもしろい
    5今、このタイミングでザッポスに出会うということ
    5驚きの会社があった!
    5仕事に対して新しい価値観をもたらす本
    5栄誉ある買収

点数★★★
難度★★★

ーーーーーーーーーー

【あらすじ】

「ザッポスは,たまたま販売業を営んでいるに過ぎない『サービス・カンパニー』である」と、CEOトニー・シェイ氏は語る。
「顧客に感動を与える」というザッポス社のカルチャーは、どのようにして生まれているのであろうか。
日米間ビジネス・コンサルタントである著者の取材によって明らかになったその秘密とは。

ーーーーーーーーーー

【目次】(★はおすすめ)

第一章 競争の本質が変わる
第二章 サービスを越える企業、ザッポス
第三章 感動サービスを培養する、企業文化の土台 ★
第四章 経営戦略としてのサービス文化 ★
第五章 企業は働く人が全て
第六章 「個」を活かすサービス
第七章 変革の火種になる

ーーーーーーーーーー

【要約・エッセンス】

ザッポスは「たまたま」○○○を販売しているにすぎないサービス・カンパニー。
つまり、ザッポスはものだけでなく、そこへの付加価値をも不可欠なものとして販売業を行っている。

人を幸せにする会社をつくることが、企業にとって最強の戦略だ

もとより、流通業ではサービスはおまけのように見られてきたが、ザッポスではサービスこそが売り物だ。
ザッポスにとってはサービスはコストではなく、ブランドを築くため、そして顧客ロイヤルティを高めるための投資なのだ。

「洗練に洗練を極めた最先端のテクノロジー」にこだわりつつ、もう一方では「同じ価値観を持った人々が、共通の目標に向かって進んでいく」ことの重要性にこだわっている。
「企業文化」を明確に定め、その確率に意志的な力を注いでいるのである。

様々な顧客満足度を高めるための努力はもちろん多くの費用を必要とする。
しかし、顧客サービスをないがしろにする余裕は、ザッポスにはない。

ーーーーーーーーーー

【レビュー】

筆者はザッポスのカルチャー・サービスを絶賛しているんですけど、本の後半部分は重複する部分も目立ってあまり信憑性を感じられなかった。
この素晴らしい会社の良さを伝えようっていう気持ちは伝わるんですが、ザッポスに属しているわけではない第三者であるならば、もっと客観的・批判的な視点を持ってほしかった。

たとえば、社内では500名もの社員がtwitterを通してコミュニケーションを図っているっていう記述についてなんですけど、じゃあ残りの800名の社員はどうなってるの?って疑問がわいてきます。
カルチャーを作ることは言ってみれば簡単だけど、それをしっかりと全社員に対して浸透させていくことは難しい。
本文の中でザッポスにおけるカルチャーといわゆる存在するだけの社訓の違いは述べられていたけど、他の部分での手放しでの褒めように、あまり説得力が感じられなかった。

他にも例をあげてみます。
ザッポスでは入社一週間目の社員に対してもしカルチャーが合わないと感じて辞職するならば2000ドルの入社辞退サービスがあります。
その利用率が1%程度だということで採用ステップでの個人と企業カルチャーとのマッチングの正確性を筆者は褒め称えているわけなんですが、苦労して入った会社なんだからたとえ多少の不一致があったとしても、相当のことがない限りそこを飛び出すなんてことはないですよね。

色々と書きましたが、「サービスを売る流通会社」という概念や、「カルチャー」という指針作りなど、参考になる部分も多々ありました。
起業を考えてる方、すでにしている方にとっては色々と学びの多い本です。


ーーーーーーーーーー

「ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは」についてさらに詳しく


読書・名著ランキングTOPページはこちら
過去の名著・気になる本の読書ランキングはこちら

スポンサーサイト

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ
サイト内検索
カスタム検索
RSSリンクの表示
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。