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vol2. ルポ 貧困大国アメリカ

アメリカに関するルポ。

格差の実態とはいかに。
自由の影に潜む不自由。

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  • 堤 未果
  • 発売日 : 2008/01
  • 出版社/メーカー : 岩波書店
  • おすすめ度 : (139 reviews)
    5現代の蟹工船
    4自由の影に潜む不自由
    5「マイケル・ムーア作品の日本人のための分かり易い参考書」
    5戦慄を禁じえない
    5腐った民主主義のなれの果て

点数★★★★
難度★★★

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【あらすじ】(「BOOK」データベースより)

貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。
急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告する。
弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。

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【目次】(★はおすすめ)

1 貧困が生み出す肥満国民
2、民営化による国内難民と自由化による経済難民
3、一度の病気で貧困層に転落する人々
4、出口をふさがれる若者たち ★
5、世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」 ★ 

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【要約】

各章において「食事・災害救助・教育・戦争」などの民営化の実態、そしてそれらが導いた弊害について触れられています。

内容としては

1章;悪循環の中で増加する肥満児童。
2章:資本主義によって見捨てられた被災地ルイジアナ
3章:世界一高い医療費で破滅していく中間層
4章:貧困からの脱却手段としての入隊、そしてその末路
5章:ビジネスとしての戦争が導いたもの

となっています。


教育や医療分野において強調されているのは、国民の「いのち」に関わる分野において、果たして民営化が最適な手段であるのか、という問いかけ。

著名な経済学者であるミルトン・フリードマンは「国の仕事は軍と警察以外すべて市場に任せるべきだ」と言ったけれども、その結果がここにある。
ましてやこの国では、戦争すらビジネスの種として使われている。


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【レビュー】


この本の内容は全て真実なのか。
たとえ事実であっても切り取り方でどうとでも伝えられるから、この本はゴシップ的な情報を発信しているだけなのかもしれない。

でも、ここに書かれている内容を小馬鹿にするだけでおしまいにしちゃいけない。
ここで描かれている状況は、日本で「いつか」起こるかもしれないことではなく「もう」起こっているかもしれないこと。

見たくない場所から目を背けることは簡単。
でもそれを放置してるだけじゃ、いつかそれは自分や周りを飲み込んでいく。

悲劇は淡々と訪れる。

当たり前のような顔をして。

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「ルポ 貧困大国アメリカ」についてさらに詳しく


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