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vol3. ルポ 貧困大国アメリカ Ⅱ

前作に続いて。

「行き過ぎた市場原理」が導いたもの。

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  • 堤 未果
  • 発売日 : 2010/01/21
  • 出版社/メーカー : 岩波書店
  • おすすめ度 : (48 reviews)
    4行き過ぎた市場主義が招いたものとは
    5おぞましい国アメリカ
    5公的国民皆医療保険を拒否するアメリカ/オバマの一年
    5衝撃的な本です。
    5絶望的な状況にあって

点数★★★★
難度★★★

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【あらすじ】(「BOOK」データベースより)

経済危機後のアメリカでは、社会の底割れが加速している。職がないにもかかわらず、学資ローンに追い立てられる若者たち。老後の生活設計が崩れ、絶望の淵に立たされた高齢者たち。いまや中間層の没落が進んでいるのではないか。オバマ登場で状況は変わるのか。人びとの肉声を通して、アメリカの今をビビッドに切り出すルポの第二弾。

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【目次】(★はおすすめ)

第1章 公教育が借金地獄に変わる
第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う ★
第3章 医療改革 VS 医産複合体
第4章 刑務所という名の巨大労働市場 ★
エピローグ

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【要約】

前作と同じく、アメリカの現状をデータや個別の事例から淡々と書き連ねていくスタイル。
内容としては以下のようになっています。

1章;資本主義に巻き込まれた教育ローンにより破滅して行く中流層
2章:問題の先送りによって破綻した年金制度
3章:苦しみに喘ぐ医療現場と貧困層の人々
4章:巨大化していく刑務所ビジネス

資本主義のうねりの中で各種産業において効率化、利益の最大化がはかられていく。
そしてその中には「教育・医療・年金」など人々が日々暮らしていくために必要不可欠な分野も含まれる。

「どうして普通に生きているだけなのにこれほど苦しまなくてはいけないのか」
「アメリカ」という幻想の中に生きた人々に広がる絶望と虚無感。

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【レビュー】

前作に引き続き、絶望的とも言えるような状況がここでは紹介されています。
ハッピーエンドの糸口すら見えないような。

オバマが大統領に就任した際に150万人程度の民衆が集まり、歓喜し、涙を流したっていうのを聞いて羨ましかった。
日本に比べて政治や国の将来について真剣に考えている人が多いんだろうな、と感じたから。

でも、それは単に国民性なんかの話ではなく、それだけ日々の生活に苦しんでいる人が多いことの顕れなんじゃないだろうか。
集まった人達にとって政治はどこかでおこっている出来事なんかじゃなく、自分や大切な人の命を救うための手段なんじゃないだろうか。

でも、本来政治ってのはそうあるべき。
日本は、どうなる。

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「ルポ 貧困大国アメリカ II」についてさらに詳しく

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